2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

第一研究,千角形

(論研の記述を,大森のざっくばらんな記述の助けをかりて解釈) デカルトは千角形の例をとりあげ想像 imaginatio と知性 intellectio の区別をのべる.

第二研究,バークリ批判

『論理学研究』の第二研究.フッサールは三角形一般,赤一般といった普遍的対象(スペチエス Spezies)のことを問題にする.そのなかで三角形一般といった普遍的対象の存在を否定する主張(バークリー,ヒューム)を批判する. - フッサールは幾何学的証明に…

『論研』覚え書き

『論理学研究』マップ試案+私的メモ.走書き. - 全体のテーマ:学問とは主観 Subjekt(たとえば研究者)が客観 Objekt(たとえば研究対象)について,その「真理」を認識する営みといえるだろう(たとえば観測によりモノの真の姿にせまる.観測データと論…

いとしき望み

そんなことを言ったって,こうして来てるんだから,やっぱりすきなんだよ.なあ,やっぱり好きなんだ.(太陽と鉄) - 『論理学研究』読了.しかし内容を把握した実感はまるでなく,徒労感が昂じて鬱々とした日々をおくる.

5.連想(キーワード)【走りがき】

分裂病の軽症化.神経症から「人格障害」へ.離人症の消失(ないし「解離」への吸収).時代の変化と精神疾患の変化.「近代の病」としての分裂病(ないしヒステリー,神経症)( → 「現代の病」としての人格障害,解離性同一性障害).近代とデカルト.デカ…

4.文献

中島聡「現象学・存在論」『臨床精神医学講座』第24巻,精神医学研究方法,各論(精神病理学)II.(中山書店,1999) 木村敏「精神医学と現象学」『講座 現象学』第4巻,第6章(岩波書店,1980) 小出浩之「人工的な自明性のネガシオ」『分裂病論の現在』第…

3.展開:「自明性の喪失」から「他性」へ

【ありがち.古色蒼然――というより他人の褌.でも改めて読み返すと色々おもしろかった】

2.現象学的精神病理学

(各論は略)

1.精神医学における現象学

哲学としての現象学と精神医学における現象学的方法のちがい:精神病理学-現象学は「二人的」「前述語的」(中島[1999])(現象学とは【略】 → [id:somamiti:20050807#p1])

現象学と精神病理学

マニアックで長いです.「自明性の喪失」とか「現象学的精神病理学」とか.ほとんどレポートの下書き.

夜になっても

また、中学の同級生の男の子が今は十九か二十歳になっていて、あのガキどもが……と感心させられているのだが、優等生と自他共に認めていた連中にかぎって、肉付き立派に若太りの右翼になってるのは不思議である。こういう連中は決してフーテンになる気づかい…

「ハルヒ」シリーズ

当初,「ハルヒ」シリーズには小説についての小説,いわばメタ的小説という印象があった.しかしシリーズの後半(5巻の「雪山症候群」あたり)で主人公たちのグループであるSOS団が「われわれ」として位置づけられ,さらには「われわれ」に敵対する「敵」…

掃除

出かけるまえに部屋の掃除をする.すこし気持ちがよい. - 掃除ついでにGen-eさんからお借りしていた「ハルヒ」の感想にかこつけた連想【の切片】. - “名のみ”だとか“薄っぺらい”だとか,そのようなモノの見方しかできない己の空虚さを,いずれ何かで満たせ…

述語的同一視

長め.

夢こそがすべて?

ニキ・ド・サンファル展にゆく.“ナナ”シリーズよりも初期の作品のほうがより好み.足をはこんでもそのことには変わりは無い.けれども後期の作品のなかでも「髑髏」や“タロット・ガーデン”の「月」などの作品は良いなと感じた.「月」にかんしては作品その…

口に苦し

コーヒー酒をつくる.豆を漬けてよりおよそ三ヶ月が経過したのでそろそろ飲み頃ではないかと味見をする.それなりに飲めはするものの薬のような味わい(コーヒー豆を多めにしたためか,そもそも豆を焙りすぎたのか). コーヒーといえばコーヒーメーカーをつ…