2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ふる

「触る」と「振る」について.「字訓」より. - ふる〔触(觸)〕:ものに接する,また感覚的にさわること.わずかにふれることをいう.類義語「さはる」は「障ふ」の意をもつ語である. ・触はもともと觸と記し,触覚でものにふれることをいう. ・触れては…

たぶるとくるふ

図書館で「字訓」を覗く. - 「たぶる」:『字訓』によれば「たぶる」は「狂気になる」の意で,その人を「たぶれ」という.また発狂したものだけでなく,著しく正常に反する,非難すべき犯罪行為などに用いたとのこと.「たぶろかす」(四段)は,その他動詞…

たぶれ・ものつき・気ちがい

気がふれることに関して.以下の文献をみつけたのでメモ:

気(広辞苑)

みすず書房から出ている『メランコリー』(日本語版)に著者がよせた序文に,訳者(木村敏)と‘気が合って’日本語訳が出る運びとなったことをよろこばしく思うという旨の文があったように記憶している【数年前に図書館でみかけたきりの本なので記憶違いかも…

近ごろ,発生とそのプロセスにおける異常についての授業をうけている. 異常や病気について知れば知るほど正常なり健康なりという状態でいられることのほうがアタリマエでないことに思えてくる. なぜヒトは気がちがってしまうのか,キチガイになってしまう…

家庭教師

頭のいい生徒の家庭教師をふたたび臨時で引き受けることになる. - 前原昭二さんの『記号論理入門』という本を読んでいる.野矢茂樹さんの『論理学』はどうかすると娯楽本のようだったが,こちらは一転して教科書あるいは参考書のような印象. たとえば,〈…

意味と形式 (中身と形)

「バベルの図書館」について思い巡らす参考になればと「無限と心―無限の科学と哲学」をみる。 あいかわらず難解きわまりない書物である。人智を超越した崇高さを感じせしめる訳は‘芸術’である。「バベルの図書館」についての記載は記憶のとおりに見いだされ…