2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

流出

本日のフロイトの講読会では Verstellung(表象)という単語が話題になりました.以下,それにかんするメモ.

形而上学的

先日の日記に‘なぜ純粋理性批判を読んだのか’ということについてメモを記しました.‘自我や心について考えるための手がかりになると感じたから’というのがその答えのようです.

あなたを知ることなど

以上の箇所にかかわりがある(かもしれない)夢想.

『論理学』ほか(KDRV関連)

【KDRVとあるのは‘Kritik der Reinen Vernunft’すなわち「純粋理性批判」の略】

読了?

先日,『純粋理性批判』を一通り読み終わりました【第2版において削られた箇所は未読なので,あくまで「一通り」なのですけれども】. せっかくですので「純粋理性批判」についての覚書を折々書きたいとおもいます.そのなかであらためてみえてくることもあ…

見ると置く

酒井潔『自我の哲学史 (講談社現代新書)』を一通り読み終わる.予想以上に興味ぶかい内容であり,それだけに読みにくかった.これはメモをとりながら読む必要があると感じた.「西洋哲学でつねに想定されている認識モデルは,「目で見ること」である」(p.22…

怖い話

『貧しき人びと』(ISBN:4102010068)を読んでいる.「小心者で善良な小役人マカール・ジェーヴシキンと薄幸の乙女ワーレンカの不幸な恋の物語」【表紙カバーより.それにしてもヒロインを評して‘薄幸の乙女’とは――かえって清々しい】.作者への先入見もあっ…

純粋理性批判(英訳)

先日,Amazonにて純粋理性批判の英訳,Critique of Pure Reason (Great Books in Philosophy)(ISBN:0879755962)を購入しました.新品でおよそ1300円.一冊にまとまっているのもうれしい.これが邦訳ならもっとも廉価であろう岩波文庫版でも3冊で2000円は下…

人格の複数化

テツガクな先輩,通称テツ先輩は,自らの臨床経験から‘人格の複数化’を認める立場にたつ.‘人格の複数化’という事態を示すデータとしてテツ先輩はヒステリー患者の「もう一人の自分」体験に注目する.たとえば患者さんの il y a deux mois(2人の私がいるん…

部屋と幻

いわゆる多重人格について. 【関係しそうな日付:id:somamiti:20041027,id:somamiti:20041109,id:somamiti:20041209 】【主我(I)と客我(me)について:id:somamiti:20050323,数と名づけることにかんして:id:somamiti:20041030】