2005-11-07から1日間の記事一覧

記号操作と直観(KDRV)

【ここからが面白いと感じた】

対象が量か質かの違いではない

数学の認識対象は「量」であり,哲学のそれは「質」である.それが両者の違いだという論者がいるが,その考えは間違っている.数学と哲学のそもそも違いは認識の形式の違いであり,対象の違いはその結果にすぎない. 数学的認識の対象は量 quantity であるの…

数学と哲学の違いは

数学では経験に依存することなしに学問的な認識を広げることに成功している.ある種の哲学では数学の方法がマネされる.そうした哲学の方法を独断的方法とよぼう.独断的方法は数学のようには成功しない.なぜなら哲学と数学ではそもそも認識の方法が違うか…

数学と直観(KDRV)

純粋理性批判,先験的方法論,第一章 / テーマ:数学と哲学の比較 / 主張:哲学は数学のマネはできない.