偶然性の精神病理(2)

内容整理のためのチャート【参照:id:somamiti:20060623,id:somamiti:20060705】.
「〈わたし〉を反省する」とき,反省される〈わたし〉は,同時に反省する〈わたし〉でもある.反省される〈わたし〉は「認識」の対象(客体,object)である.反省する〈わたし〉は「行為」する主体である.認識する〈わたし〉は行為する〈わたし〉である.〈わたし〉の行為によって〈わたし〉の認識が成立する:行為は認識に先立つ.一方,行為主体としての〈わたし〉や〈わたし〉のおこなう「行為」は「認識」によってあらためて把握される;〈わたし〉の認識によって〈わたし〉の行為が(対象(客体,object)として)成立する:認識は行為(行為の認識)に先立つ.
【以下,こんな感じで延々と続きます】.