ちくま学芸文庫

街に出たついでに,ひさしぶりに本屋をのぞく.ちくま学芸文庫(ないしちくま文庫)のコーナーに気になる本が多々並んでいたのでメモ.

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数学関係:野崎昭弘『不完全性定理』,佐々木力『数学史入門』,ヒルベルト幾何学基礎論』,森毅『位相のこころ』.一番とっつき易そうなのは『不完全性定理』.なおブルバキブルバキ数学史』もちくま学芸文庫から出ていたらしい.

持っている(持っていたことがある)けれども気になる本:大澤真幸『恋愛の不可能性について』,斎藤環戦闘美少女の精神分析』,木村敏『自己・あいだ・時間』,酒井健『ゴシックとは何か』,デカルト省察』.「恋愛の不可能性について」は手元にないので買ってもよいかもしれない.「自己・あいだ・時間」や「省察」は解説がおもしろそう.「省察」は索引もよさげ.「戦闘美少女の精神分析」(これはちくま文庫から)は表紙のデザインがより好み.でも文庫版だとちょっと読みづらい感じがした.「ゴシックとは何か」は,パラパラみたところ講談社現代新書から出ていたものと内容が同じだった.それにしても,他にも『シュルレアリスムとは何か』など,手持ちの本が文庫化されて出されると,しかもそれに詳細な解説等が付加えられたりすると,うれしいやら口惜しいやら.

その他:そういえばフロイト『ヒステリー研究』,パノフスキー『イコノロジー研究』,エリアーデシャーマニズム』,フレイザー金枝篇』は,いずれも未だ購入していない(上下分冊なのでまとめて新品で買うと結構な額に).「ヒステリー研究」くらいは手元においておこうかな.と考えているあいだに『あるヒステリー分析の断片―ドーラの症例』があらたに出ていた.

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とリストアップしましたが,お金もありませんし積読文献も溜まっておりますので,購入するにしても来月のお話し(それにつけても金の欲しさよ).