2005-03-16から1日間の記事一覧

「私」は脳のどこにいるのか

数年前に「「私」は脳のどこにいるのか (ちくまプリマーブックス)」という本を購入した.当時は著者の主張(というよりも語り口)が好きになれず長らくダンボール箱の奥にしまいこんでいた.表紙カバーに船越桂さんの「水をすくう手」が使われていなければと…

「私」

河合隼雄『無意識の構造 (中公新書 (481))』では「私」ということの不可解さをあらわすエピソードとして以下の話が紹介されている. インドの説話に次のような話がある。ある旅人が空家で一夜をあかしていると、一匹の鬼が死骸を担いでそこへやってくる。そ…