2004-12-26から1日間の記事一覧

知の欺瞞

時がたつにつれ,ラカンの著作は,言葉遊びと断片化された統辞法をないまぜにすることで,ますます判じ物めいてきた.これは多くの聖典に共通する特性である.そしてこれらのテクストが,弟子たちによる敬虔なる教義解釈の基礎となっていくのだ.こう見てく…

片付け

『熊の場所』を読む.「ピコーン」と『阿修羅ガール』には同じような主題が読みとれる.‘無意味’な死と,それを意味づけるものとしてのオカルトや宗教や儀式(『煙か土か食い物』にもそうした主題を読みとるのは可能なようだ) - 患者ないしクライエントの‘…