表象と流出にかかわるメモ．
「表象」には色んな意味がある．フッサールによれば‘われわれは表象の外にでることはできない’．私たちは「表象」を通じてその彼方にある実在の「対象」を知りうるとする．しかし「表象と対象の関係は，写真と実物の関係と同じではない」．フロイトは表象を‘意識されたもの’に限定しない．表象はいわば活性化された記憶痕跡である．記憶痕跡はまた「かつて知覚されたもの」だった．
Vorstellungabläufe を「表象流出」と訳すことには無理がある．流出にあたるドイツ語は flossen のようだ．
Vorstellungabläufe そのものについての考察は中断．
