夢 050426

そらをおよぐゆめ【その感覚は飛ぶというよりも泳ぐにちかい.】

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ケーキ屋をさがしている【抹茶風味の和風のケーキ】.そのケーキ屋は線路沿いにある【線路に並行していくつかの通りがある.そのケーキ屋は2本目の道沿いにある】【想起する.ここでの日中残滓は先日の懇親会の場所を示した地図だ】.
空を飛んでいる(というよりも泳いでいる.泳ぐようにして空気のなかを進む)【泳いでいるのはあまり高い場所ではない.せいぜい地面から2,3メートルといったあたり】.小さな店にはいる.カウンターにひとはいない.棚のうえには透明なケースがあって,妙なお寿司が展示されている.目的のケーキ屋ではないようだ.店から出る.古びた石段のうえを泳いでくだってゆく.街の様子が眺望できる.とてもいりくんでいる.
そろそろ日が暮れることになっている.線路と直交する大通りの交差点に出る.そろそろ帰ろうとおもう.ケーキ屋があるかもしれない通りに思いあたる.しかしそこは幾度か通ったことがあるはずの通りなのだけれども,そこにケーキ屋などあったかなとおもう.
ふと財布を忘れたことに気がついた.あきらめて帰ることにする.
古本屋がある.店頭には古びた大判の雑誌が積まれている.同性愛ないし少年愛をあつかった風俗雑誌のようだ【70〜80年代風?】.表紙にはタンクトップ姿の少年の劇画風のイラストに‘キミの太陽をのがすな’というあおり文句(?)があしらってある.そのほかにもいろいろと倒錯的な題材の風俗本があるようだ.気持ちが悪くなる.
すぐ横にはこぢんまりとした楽器屋がある.【よくわからないのだけれども帰るために店のなかに入る】.壁際にキーボードがならべてあり,【なぜだか】鍵盤のうえを走って勢いをつけて飛び立とうとするが【当然】めのまえは壁である.あらためて店の外に出てから空に浮かぶ.
大きな通りにでる【高架線あるいは高架道路が建設中だ】.2本目の通りに入ったつもりがそうではなく,もう1本先にはいるべきだったようだ.そして自分がいる道はべつの道と合流している.
帰るためには斜めに横切るのがよいようだ.しかし小高い丘の上空を越えてゆくことになる.そこまで舞い上がるのはきつそうだとおもう.とりあえず道をわたろうとおもうが車にぶつかってしまうのではないかと不安になり止める.おおよそ方向はあっているのでとりあえず風の流れに身を任せることにする.少し気持ちがいい.しかしだんだんと風の力がつよくなる.こわくなってひとまず地面に降り立つ.それでも風の流れに吹き飛ばされそうだ【台風のときのよう】.大きな河にかかる大きな橋のすぐ近くまできている.河の流れはみえないが白い水煙がもうもうとあがり,水しぶきを感じる.あのまま飛んでいればかならずこの流れに引き込まれただろうとおもいぞっとする.風に吹かれてたたらを踏み,2,3歩,河のほうによろめき歩く.すさまじい風だ.河はとうとうとうとうと流れている.