からだがたりない

夢が大き過ぎて寝た児を起こす.だからさ.もう一度おやすみよ.
「寝た子を起こす子守唄」の一節.作者は豊島たづみという方だそうだが,聞きおぼえがあるのは加藤登紀子が歌っているもの。「Rising」(1982)というアルバムに収録されていたようだ.

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一つの肉体に一つの精神(私)という組み合わせはアタリマエのことだろうか.「肉体という物理的な枠組みに精神(私)は【カップの中のコーヒーのように】収納されていて,各々の精神にとってはそれに割り当てられた肉体が,それのみがドメインなのだ」という前提をおくから,なおのこと‘身体感覚の変容’が奇異なことにおもえるのではないか.
そんなことを考える。