騙り

などいうことを今日、とある先輩に語っていたわけであるが、こうした考えはソマミチのオリジナルではない.引用の織物、オリジナルの騙りである。引用の織物である以上、これらの断片はすでにだれかによって語られている。そのように考えはじめると、発言する力が急速に失せてゆく。
こうした考えそのものもまた,「すでに・だれか」によって語られたことの反復にすぎない。(cf.太宰治の「女生徒」や金井美恵子のいくつかの短編など)