かえりみる

どうやら「自分とはなにか.自分が現に「いる」という感じがするのは,どういうことで,どういう仕組みによるものなのか」ということに関心があるようで,それゆえに「自己」や「主体」や「他者」や「存在」,「言語」という単語に関心をひかれては,カラスのようにそれらの単語を含むフレーズを寄せ集めている,というのがまあ現状のようです.

ふと「生きているって気持ち悪いよね」という旨の台詞が「少女革命ウテナ」というアニメでくりかえし挿入されていたのを思い出しましたが,というよりおなじような感慨を以前所属していた研究室の先生がフトもらしていたことも思い出しましたが,そのような感じが,そもそもの動機づけのようです.

生きているのは気持ち悪いですね,というか,生きていることが気持ち悪いことにフト気がついてしまうということは,たしかに気持ち悪いです.

以前にブギーポップという小説が映画化されたときに,「私は,生きているのかな,死んでいるのかな」という旨の問いかけを女の子が誰かにおこなうというコマーシャルが流れていたこともまた思い出しました.

そんな問いかけができてしまうのは気持ち悪いです.その問いかけを向けられる私はどこにいる(と思われている)のだろうか.


[id:somamiti:20041023]